手先が不器用な人間がハロウィンを祝おうとするとこうなる(料理日記)
いい年をして中二病が治らないので、渋谷のハロウィン行列などもっての外、友達とハロウィンパーティーなど死ぬまでやることはないと思う。
「それをやっている自分」に耐えられないのだ。そんなこと言わずに楽しめる人たちが、人生を楽しめるし、そちらの方が勝ちなのだ、なんていうことはとっくに気づいてますが。
そんな僕が、スーパーで小さなかぼちゃを見つけたので、今日はハロウィンだし、折角だからかぼちゃのお化けの料理でも作ろうと思い立ったのである。
頭の中でのイメージはこんな感じ。
作り方は簡単(間違ってはいないはず)
①カボチャを丸ごと、ラップに包んで電子レンジで火を通す。
②上の部分を切り取って(あとでフタになる)、中身をくり抜く。
③くり抜いた中身を潰して、マヨネーズかバターと和え、砂糖を足してサラダにする。
④皮をくり抜いたり、野菜やハムなどを使って飾り付け。
⑤中身を戻してフタをして完成。
楽勝じゃん、と思って始めたのですが、手先が不器用なのがぼくの弱点。字や絵は見る人が絶句するくらい下手。自分の書いた黒板を見ると死にたくなる。美術の成績は3年間「2」を取り続け、CD‐ROMの入らない傾いたCDラックや、絵の具が溶けてゾンビのようになった自画像など、伝説的な作品を作り続けた。
料理は得意だが、切るのや盛るのは大の苦手なのです。
そして今日の顚末を紹介。先ほどのレシピに即して説明します。
①クリア(当たり前)
②上手くくり抜けず、壁(皮)が決壊してゲームオーバー。
③もういいやと諦めてサラダの味付けはした。
④せめて周りをハムやチーズで飾りつけようと奮闘するも、全く上手く巻けずに荒れていく。お化けの目にしようと思ったピーマンのヘタはテキトーに置いた。
⑤フタだけはしようと思い、フタを置き、完成。こちら。
ハロウィンのかけらもない、改めて見ると泣けてくる、、、。
どーやら、仮装どころかハロウィンの料理すら楽しめない星に生まれてしまったようです。
奥さんはけなさずに、美味しく食べてくれました。ゴメンよ、ダンナがハロウィン不可能星人で。