つひにゆく道

休職中の国語教師が教育・文学・音楽などについて語ります。料理と愛犬についても結構書きます。

お弁当、料理日記

先日の保護した犬ですが、情報拡散のためツイッターに流したところ、ハンパない数のリツイートといいねが付きまして、数日間ケータイが鳴りっぱなしで、電池もすぐ切れる生活でした。それに併せて、このブログの閲覧数も破壊的な数になりました。折角なので購読を続けてくれたら嬉しいです。

 

さてさて、今日も料理日記です。

 

①アップルパイ

 

先日、冷凍のパイシートを使えばすぐに作れるとわかったので、今回は型を使わず、二枚重なる形のアップルパイです。リンゴも紅玉が手に入りました。

 

先日、大学の友達の家に遊びに行ったので、手土産にも持って行きました。1日でリンゴを6コ剥く日はもう来ないでしょう。笑

 

奥さんからも友達からも大好評。こちら。

 

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②お弁当

 

やはりピックがかわいい。

 

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だいぶ手慣れたもので、もう一つあります。こちら。

 

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緑と赤を入れることは覚えたので、白いかまぼこを添えて見ました。なんか豪華に見えるかも。

 

④パンダの干菓子(和三盆使用)

 

一昨日、奥さんがお休みだったので、「動物園に行こう」とその場で決定し、急遽行ってまいりました。

 

パンダの親子はまだ見れませんが、父親パンダはいました。かわいい。

 

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そしてお土産はこちら。お茶菓子に最高。

 

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いつも家にいてばかりなので、たまには奥さん孝行になったかな。良い1日でした。

 

 

さてさて、今日は通院している病院の「デイセラピー」という、復帰支援プログラムに来ています。そのうちこれについて書きますね、とりあえず今のところ金を払う意味は感じない。仕事できなそうな人ばかりで、むしろここにいると病みそうです。

 

さて、午後は体力測定。犬の散歩しかしてないからガタ落ちしてるような気がする。

迷い犬を保護した話。

今日は、たった二日間だけですが、家族となった犬の話です。

 

昨日の朝、いつものように2匹の犬を連れて散歩をしていると、田んぼのところにゆっくりと動く茶色い物体が。

 

なんだ?と思って近づいてみると、やや大きめの犬でした。老犬らしく、ふらふらと泥まみれになりながら歩いていました。手を触れると、少し怖がっていましたが、全く吠えないとても優しい子でした。目は白内障で、あまり見えていない様子でした。

 

妻も一緒にいたのですが、犬が大好きな夫婦なので、迷わず保護しました。少し怖がっていましたが、抱っこして家に連れて帰り、とりあえずベランダに置くことにしました。

 

お腹が空いていそうなので、温かいミルクとドックフードをあげました。しかし、多少ミルクは飲んだものの、ドッグフードには手をつけません。老犬だから歯が弱っているのかな?と思い、柔らかいペースト状の餌をあげたところ、ガツガツと食べてくれました。

 

とりあえず寒いので毛布がわりにいらなくなった服やバスタオルを敷いてやりました。初めは落ち着きがなく、疲れているはずなのに、いつまでもベランダをうろうろしていました。

 

しかし時間が経つと、少し慣れてきたようで、手を出すとぺろぺろなめてくれたり、座ったりしてる寝るようになりました。しっかりおしっこもしました。笑

 

それがこの子です。

 

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そして、田んぼの中にいたので泥だらけだった体を、風呂場でシャンプーしてきれいにしてありました。その後、近くのドラッグストアで餌の缶詰と、それを買ってやりました。

 

このまま自分のものにしたいと言う気持ちが抑えられなかったのですが笑、とりあえず飼い主を探すことにしました。小型犬しか買えないアパートに住んでいるので、あまり長くは預かれません。

 

以下、少し話がそれますが、役所の職員たちとのグダグダのクソみたいなやりとりです。

 

①動物指導センターに電話

 

犬が逃げたり、犬を保護したりした場合は市町村や都道府県の動物指導センターに情報が集約されます。そのため、まずこちらのサイト見たのですが、まずここで驚愕。

 

なんと、電話しか受け付けていないのです。今の時代にEメールを送ることができません。こちらがすべて特徴などを口で説明するので、ちゃんと伝わるかもわからず心配です。そして役所と言えば、受け答えもグダグダで、仕事が遅い人ばかりですから、案の定イライラしながら無駄な時間を過ごします。せっかく写真を撮ったのに送ることもできませんでした。犬や猫を救う気持ちが本当にあるのかどうか疑問です。

 

一通りのやりとりが終わると、市役所と警察にも連絡してくれと言われました。なんで保護してやった市民が自腹で電話をかけて、こんな面倒なことをしなくてはいけないのでしょうか。無責任な縦割り行政の縮図です。

 

②市役所とのやりとり

 

仕方がないので電話をかけると、またもや受け答えが要領を得ないグダグダのおばさん。犬を保護しているという旨を伝えると、こちらではなくて保健センターにかけてくれと言われました。この時点でキレそうでした、動物指導センターのやつが言っていた話と違います。連絡体制ができていないどころか、交流がゼロなのかもしれません。保護した人全員がこんな目にあってるのかと思うとやり切れません。

 

さらに仕方がないので保健センターに電話をかけました。そして先程と同様のやりとりをしなくてはなりませんでした。なんでメールを使わないのか全く分かりません。グダグダのやりとりのくせに、「飼い主が見つからなかったらあなたが買ってくれますか」という言葉はやたらしつこく確認されました。責任の所在にしか興味がないようです。早くAIが普及して、こんなやつらは全員職を失えばいいと思います。

 

③警察所とのやりとり

 

相変わらずの要領得ない受け答えで、先ほどと同様のやりとりが繰り返されるのはもう書くまでもありません。そして、一通りの内容を話して住所と電話番号まで伝えたのにもかかわらず、手続きのための書類を書きに警察署まで来てくれと言われました。「恩を仇で返す」とはこのことです。交番ではダメかと聞いたのですが、「交番に話を通さなくてはいけなくなるので」警察署まで行ってくれと言われました。だからメール使えよ、何様なんだこのクズども。

 

しかも、1番許せないのは、「窓口の営業時間があるので、平日の5時までに来てくれ」と言われたことです。なんで保護してやったのに、普通の人だったら仕事を早退してくだらない手続きをしに行かなくてはいけないのでしょうか。三箇所に無駄な連絡して、税金で人件費払う前に、情報共有できるようにすればいいだけの話でしょ、もういい加減腹が立ったので無視することにしました。

 

この①から③のやりとりを通して、分かった事は、動物を大切にする、救ってあげる、などといった気持ちは彼らには皆無だということです。マニュアルに沿ってくだらない手続きを進めているだけです。こんな調子では、「めんどくさい」という気持ちを起こさせるだけで、保護した犬を助けようなどと言う気持ちは誰も持たなくなってしまいます。彼らはよっぽど殺処分がしたいのでしょうか。

 

報道などでは、いかにも人間の身勝手で、犬や猫が次々に殺されていくというような印象を刷り込まれますが、そうならないようにするだけの最低限のシステムさえ出来上がっていないので、こんな悲惨な事態になっていることがよく分かりました。これで引き取る、譲渡する、ということになったらどれだけ面倒なんでしょうか。

 

仮にブローカーに転売されても、高齢者に飼われても、殺処分されるよりはマシでしょ。訳わかんない煩雑なシステム作って、犬や猫を殺してるのはあんたらだよ。大変悲しい気持ちになりました。

 

話がそれましたが、犬の話に戻ります。

 

保護した犬は、一晩、寒いベランダので、小屋がわりの段ボールの中で頑張ってくれました。ご飯もしっかり食べてくれました。もう可愛くて、そして心配で仕方がなくて、寒いけれども何度も何度も窓を開けて外を確認して撫でてやりました。

 

そして今日の朝起きると、しっかりとおしっこうんち(うちの若い小型犬よりはるかに臭くてデカい笑)もしていました。これで一安心です。

 

そして昼前に、警察署の方から電話がかかってきて、飼い主が見つかったとの連絡が届きました。(手続きしなくても電話来るの?しなくてもいいのだったら、初めから手続きなどしなくていいじゃない。)

 

そして飼い主の方から連絡があり、夕方に引き渡すと言う約束をしました。

 

飼い主が見つかって本当に良かった、と安堵していたのですが、同時にたった一晩でも一緒に過ごしたこの子が家からいなくなると思うと、急速に寂しくなってしまいました。

 

たった一晩で、ペットロスです。笑

 

引き渡しに出発する時間が迫ってくるにつれて、名残惜しさどんどんどんどん募ります。最後は、ベランダに出て、可愛がってやり、我が家の犬たちともお別れをしました。

 

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そして車に乗せ、待ち合わせ場所に到着しました。

 

飼い主の人に会うと、本当に喜んで安心している顔でした。話を聞くと、飼い主の方が仕事に行った後、首輪が抜けて、家から出て行ってしまったみたいです。聞けば長寿の16歳とのこと。目も悪い子なので車にひかれなくて本当に良かった。16年連れ添った家族の家出に、家族の皆が、悲嘆に暮れて探し回っていたそうです。

 

このまま迎えて家族にしたい、もう一晩ぐらいは一緒にいたい、という気持ちもありましたが、やっぱり犬は、大好きなご主人様の下で暮らすのが1番幸せなことです。お礼までいただいて、こんなに感謝されて、たまには人の役に立ったなぁと実感しました。もちろん、犬も2日ぶりの飼い主に大喜び。あのふらふらの足取りとは大違いです。

 

以上が、たった二日間だけ僕の家族とまた、犬の話です。おとなしくて優しくて、本当に可愛い子でした。今も名残惜しくて仕方がない、人生の大切な思い出になりました。

 

ちなみに、これがもらったお礼の品です。

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この袋が見えた時、心の中で静かにガッツポーズをしました。笑

 

 

 

さてさて、うちの小さな愛犬2匹が、昨日からジェラシーに狂っていますので、今日からはまたこちらと楽しく暮らしていきます。

 

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お弁当日記2

さてさて、今日のお弁当日記でございます。

 

先日、100円ショップのダイソーでこんなものを買いました。

 

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これにご飯を詰めて、何回か振ればご飯がまとまり、さらに海苔を挿し込んでまた振れば勝手に海苔が巻けるという優れものです。

 

…を書いてあったのですが、実際全く巻けませんでした。初めはご飯が多かったのかなと思い、ご飯の量を減らしてやってみたのですが、海苔は全く巻けませんでした。笑

 

まぁ、100円ですからこんなものですね。どなたか、簡単に海苔巻きが作れるグッズがあったら教えてください。もういっそ、巻き簾を買おうかなとも思っています。

 

失敗した分や、切れ端は俺のメシとなりました。笑

 

奥さん用のお弁当はこちら。

 

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相変わらず串がかわいい。カエルさんが1番のお気に入りです。右下のチンゲン菜炒めは手作り。

 

海苔巻きのお弁当って、お花見や運動会みたいで何か嬉しいですよね。奥さんもとても喜んでくれました。

 

今日は奥さんが早番だったので、送り出した後、1時間位犬の散歩に行ってきました。近くの湖では、鳥の雛が孵っていて、子ガモたちがたくさんいます。今日も長閑な平日です。

 

朝早くからメシと散歩を要求して、バタバタ暴れてゆっくり寝かしてくれないわんこたちですが、散歩に行くと午後はお昼寝タイムです。

 

僕が休職してからお留守番の時間が極端に減ったので、こいつらは甘えたい放題です。

 

こんな感じでのんびりしてます。ギャップ萌え。マジ天使。はーかわいい(*´∀`*)

 

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あ、写真とったら目覚めてしまった。笑

 

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君たちはどう生きるか

今話題になっている、「君たちはどう生きるか」と言う本について書きます。

 

 

君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか

 

 

 

1,930年代に書かれたこの本は、丸山眞男など日本を牽引した思想家たちにも大きな影響を与え、特に教育者の間ではバイブルのような存在となっていました。

 

あまりこの手の本は好きでは無いのですが、これを機に読んでみようと思い、購入。

 

主人公のコペル君は、周囲の友達との関係の中で、いろいろなことを学び、考えます。その考えたことについて、叔父さんがアカデミックな解説を加え、問い掛けていきます。

 

この本から学ぶ事は、「人生の諸問題を考えるには、科学的・哲学的な考察が必要であり、それは不可欠な教養」であると言うことです。

 

哲学者や科学者の名前がずらずらと出てくるような本は、理論武装の感があってあまり好きにはなりません。しかし、この本の著者、吉野源三郎さんは、そういった次元をはるかに超えて、きちんと自分の中で消化できている知識を使っているのだということを感じます。

 

かつての凝り固まった教養主義の学者が多かった中で、極めて特異な存在だといえます。

 

「生きるとはどういうことか」「生きていくときにどんなことが必要か」こういったことを語りたがる教師は多いです。と言うより、教えられるものならこういうことを教えなくてはいけません。

 

しかし、皆さんは、先生が話したそーゆー話を1つでも覚えていますか?

 

多分、ほとんどの人は何も覚えていないと思います。なぜなら、彼らが語っているのは生きると言うことではなく、単に自分の経験、思い出話だからです。基本的にあの年頃の生徒が、教員の美化された過去などに興味のかけらもあるはずがありません。オナニーです。

 

「自分の経験は他人には当てはまらない」ということを自覚できていない人間は、特に教員は本当に多いです。

 

これの最たる例は、僕が大嫌いで最も教員に向いていないと思っている、尾木ママです。大体、ヤンキー先生とか、オカマとか、そういった人たちをまるで教師の鏡のように扱って子供たちにどんな影響を与えたいのでしょうか。彼らが言っている事は、誰もが聞く前からわかっていることです。世間の悪意を煽り立て、増長する、モンスターペアレンツの生みの親のような存在です。もう70を過ぎているのだからとっとと引退して短い余生を静かに送って欲しいものです。

 

ついつい、話がそれてしまいました。

 

コペル君が日常疑問に感じたことを、経済学の理念や、ニュートンアインシュタインなどの科学史、ナポレオンの例など、広い教養で持って解決するのではなく、考えさせています。

 

学校の勉強は無意味、ビジネスに直結することを学校で学ぶべきだ、そういった考え方から脱却させてくれる本です。確かに、無教養な教員が授業を行えば、それの意味が分かっていないわけですから、無意味で空疎なものに聞こえるでしょう。

 

しかし、今時流行らない、学問や教養に深い魅力と憧憬を感じて欲しいのです。これが、社会に出る前だからこそできる学校と言う場の学問にふさわしいものだと思うのです。

 

漫画版も出ています、皆さんもぜひご一読してみてください。ちなみに、活字版は、最近出たハードカバーのものよりも岩波文庫のほうが安いです。笑

 

 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

 
君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

 

 

 

料理日記(お弁当と昼メシ)

やや間が空いてしまいました。この週末は、友達とバンドをやって、その後は日付が変わるまで飲んだくれていました。毎日教団ででかい声で喋って、元気な生徒たちに囲まれる日々を送っていたので、この生活になって本当に人と話さなくなりました、奥さん以外の人とはほとんど話していません。

 

やっぱり、昔からの付き合いの友達は、職場の人とは全然違います。彼らに会うと、どんなに仲が良くても、職場の人は所詮「職場の人」なのだなあと痛感させられます。なんで、自分の友達と会う時間を失いながら、そちらと一緒にいたのか全く理解できません。

 

さて、そんな愚痴はさておき、またまた今日も料理日記です。今日は奥さんが遅番なので、お昼ご飯と、夕食になるお弁当も作りました。

 

1、お弁当

 

先日100円ショップで、かわいい串を購入したので、最近お弁当によく使っています。今日は家におかずがあまりなかったので、ほとんど冷凍食品ですが、これがあるだけで華やぎます。唯一、作ったのは右下にあるベーコンのチーズ巻きです。最近お弁当作りが楽しくてたまらない。

 

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2.昼メシ

 

少し早めの昼食になるので、今日は軽くパスタにしてみました。手作りのエスニックパスタです。

 

茹で汁には塩たっぷり入れ、その間に、青唐辛子、細かく切ったウインナー、青梗菜、パクチーなどをごま油で炒め、軽く塩胡椒で味付けしときます。

 

麺が茹で上がったら、上のフライパンに、ゆで汁をおたまいっぱい入れ、炒めます。その時に、ナンプラーをたっぷり入れると、とても香ばしい上にエスニックっぽい感じになります。

 

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こんな感じで今日も平和です。外に遊びに行くのも楽しいですが、まだ仕事が始まったら家にいる時間が少なくなってしまいますので、僕にとっては昼食をして、ゆっくり家にいられるということが本当に幸せです。

 

 

先生、教員、教師。

今、嵐の櫻井くんが主演で、「先に生まれただけの僕と言うドラマ」が放送されています。

 

なかなか食ったようなタイトルで面白い。「先生」と言うのは読んで字の如く、「先に生まれた人間」です。まぁ、そもそもそういう意味の言葉ではない、ということは置いておいて。

 

少し、この呼称について考えてみたいと思います。

 

よく、自分のことを「先生」と呼ぶ人がいます。1人称が先生になっているのです。授業中でも、生徒と話すときでも、自分の名前は言わず、「先生は〜」といった感じで話すのです。

 

これには何か違和感があります。皆さんはそう思った事は無いでしょうか。好みの問題かもしれませんが、私はあまり好きではありません。

 

次に、「教員」と言う言葉ですが、これは職業を表す言葉ですから、僕も仕事を聞かれた時などには「教員」といいます。しかし、この言葉はあまり好きでは無いのです。

 

少しネガティブに考えがちなのかもしれませんが、何か無個性でつまらない人間のように聞こえるのです。少し冷たい響きのある言葉だと思います。

 

小さい子供が将来は教師になりたい、将来の先生になりたい、と言うならわかりますが、もし「教員になりたい」と言っていたら少し違和感があるのではないでしょうか。

 

無個性で、代替可能の存在として聞こえるこの言葉は、夢を表すにはふさわしくないような気がするのです。

 

最後に、「教師」と言う言葉はどうでしょうか。これを教え導く師匠と言う意味の言葉ですから、基本的には良い意味の言葉です。

 

しかし、こういう成り立ちであるために、自分のことを「教師」と呼ぶ人は、少し思い上がっているように聞こえるかもしれません。

 

それでも、自分のことを「先生」と呼ぶ人間や、「教員」という言葉を自分に向けて使う人は、ただ役割を演じているだけであって、個性をそぎ落とされた人のように見えてしまうのです。

 

代替可能の人間に、教わりたいと思う人はあまりないと思います。とは言え、これほどまでにサービス業と化してしまった学校教育は今この方向に向かっていこうとしています。

 

勉強を教えることよりも、「安心安全」の名のもとに、保護者に媚を売ることが良い教師の質として考えられている風潮が見られます。

 

自分は、生徒にとって師でありたいと思っています。また、師でなくては学問を教えるという崇高な営みを果たせないと思うからです。

 

そのため、僕は、矜持と自戒の念を込めて、生徒の前で自分のことを「教師」と言っています。それが生徒にとってどう映ってるかわかりませんが、少なくとも、「教員と」言う言葉が表すつまらない存在では無いんじゃないかなと思います。

 

ちなみに、「生」と言う字は、「生きる」と言う意味だけではなく、ある人のことを指す謙譲語として使われます。自分のことを指すときは「小生」といいます。これに「先」という字をつけて使っているのですから、「先生」という言葉は、これは尊敬語なのです。

 

例えば正岡子規の「歌よみに与ふる書」など、明治時代の文章を読むと、人のことを「生」と呼ぶ言い方は、数え切れない位出てきます。

 

その程度の学もない人は、「先に生まれただけの教員」で構わないと思います。

 

繰り返しの主張になりますが、そういう人は、授業ではなく事務仕事や部活動に活路を見出すべきだと思います。学生の時に基礎教養を身につけなければ、教員になってからそのレベルの勉強なんか出来るわけないのですから。

 

そういったことに時間を割かれず、教科指導に専念すると言えば聞こえはいいですが、それは自分の活動範囲を狭めることなので、その道のプロフェッショナルであることが求められます。

 

はてなブログTwitterを見ると、休職している先生や部活動に苦しめられている先生がこれほどまでに多いのかと驚かされます。

 

しかし、そのうちのどれだけが、教科指導のプロフェッショナルでいられるのか僕は甚だ疑問です。

 

なんだか話がそれてしまいましたが、自分は教師でありたいと思っているのです。そして、僕の勤務校には教師がほとんどいないのです。僕の学校だけが特殊と言う事はまずないでしょうから、非常に危うい事態だと感じています。

 

皆さんの周りには、また、皆さんの恩師には、どれだけの数の「教師」がいましたか?私の周りは先に生まれただけの教員ばかりです。

 

 

歌よみに与ふる書 (岩波文庫)

歌よみに与ふる書 (岩波文庫)

 

 

 

料理日記[お菓子編)

今日は遅番から帰ってくる奥さんに、夜食で甘いものを作ろう!と思い立ち、お菓子編です。

 

超簡単!リンゴのカスタードタルト

 

です。

 

カスタードクリームの作り方

 

 ①ふるった小麦粉15グラムと砂糖50グラムを混ぜます。

②そこに牛乳200 CCを加えよく混ぜます。

③さらに卵1個加えよく混ぜます。

④ラップをかけてレンジで2分30秒熱します。

一度取り出しよく混ぜます。

⑤さらに2分30秒熱し、バニラエッセンスを加えます。

 

これで超簡単にカスタードクリームが作れます。

 

カスタードタルトの作り方

 

①冷凍のパイ生地を杯の形に合わせてはりつけます。

     ※余った部分はアプリ使うのでとっておいてください。

②生地の上にカスタードクリームを並べます。

③その上に砂糖で煮て水分を飛ばしたりんごを並べます。

④後はオーブンで200度に予熱し、20分ぐらい焼けば完成です。

 

出来上がりはこちら。

 

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同時進行で手際よく作れば、1時間もかかりません。是非試してみてください。奥さんはめっちゃ喜んでくれました。

 

めでたしめでたし。